リフォームは岐阜県、多治見の株式会社成田屋根工事店 | スタッフ日記

瀬戸市で入母屋造りの瓦屋根修理です！ひも丸瓦の積み替え工事

以前板金屋根の張り直し工事のお客様宅にて、今回は板金屋根の上にある瓦屋根の修理をご依頼いただきました。

屋根全体を点検すると、瓦の割れはなく、室内への雨漏りも見られませんでした。
ただ、ひも丸瓦を支える土台部分に損傷があり、そこから土の欠片が屋根上に落ちているのを確認しました。

このまま放置してしまうと、土台の劣化が進行し、崩落や雨漏りの原因となってしまう可能性があります。幸い、現時点では室内への雨漏りはありませんでした。

ひも丸瓦を撤去して調査開始

ひも丸瓦を外してみると、土台部分にコケのような付着物が確認されました。

この箇所は日当たりが悪く、湿気がこもりやすい環境です。そのため、雨が降るとコケが水分を吸い、接している土台部分が常に湿った状態になり、時間をかけてダメージが広がってしまうのです。

また、屋根まわりの環境によっても影響を受けます。周囲に山や林があると落ち葉が屋根に溜まりやすく、日照が少ない場合は積雪が溶けにくく、長時間湿気がこもるケースもあります。
加えて、ひも丸を固定する銅線を通す穴が大きすぎると、そこから雨水が侵入し土台を傷めることもあります。

修理の方針と施工

お客様へ現状をお伝えし、協議の結果、ひも丸瓦の積み替え工事を行うことになりました。

まずは損傷した土台を撤去。新しい土台には「なんばん漆喰（モルロック）」を使用します。冬季には不凍液を配合した製品が用いられ、凍結によるひび割れを防いでくれる優れものです。

さらに、ひも丸を固定する銅線も新しく交換。被覆付きのホルマル銅線を使用し、腐食の進行を抑える工夫をしています。

土台を整えた上で、ひも丸瓦を丁寧に積み直し、施工完了です。遠目から見ても美しい仕上がりとなり、安定感のある屋根へと復旧できました。

今回のまとめ
雨漏りが実際に発生してからお問い合わせをいただくケースが多いのですが、今回のように「まだ雨漏りしていない段階」での点検・修理は、被害を最小限に抑える有効な手段です。

小さな心配ごとでも、早めに調査することで大きなトラブルを防ぐことができます。
瀬戸市内で屋根に関して気になる点がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

弊社は、岐阜県多治見市にある屋根工事業者です。

下記エリアも対応可能です。


可児市、土岐市、瀬戸市、尾張旭市、長久手市、春日井市、

高蔵寺、犬山市、各務原市、加茂郡、など、、、 上記にないエリアの方もぜひご相談下さい。