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春日井市で葺き替え工事|墨付けから瓦葺きの施工の様子

春日井市にて、葺き替え工事の現場をご紹介します。


瓦寸法の墨打ち

瓦棒(材質:ヒノキ)

瓦の搬入・荷揚げ

瓦葺き工事の開始

① 瓦棒打ちと墨付け


瓦棒打ち
瓦を葺くために必要な「瓦棒」を、瓦の寸法に合わせて取り付けていきます。
瓦棒を留め付ける前には、いくつかの下準備が必要です。


屋根流水テープ


まず、墨壺という道具を使い、ルーフィングに墨打ちを行います。
続いて、屋根の垂木の位置に「流水テープ」を取り付けます。

流水テープとは?

この材料は、万が一瓦の下に雨水が入り込んでしまった際に、その水を下へ流す役割を持っています。
瓦棒はルーフィングに直接密着しているわけではなく、この流水テープの厚み(約2~3ミリ)分だけ浮いた状態になります。

わずかな隙間を利用し、水を流すための工夫がされているのです。
さらに、垂木の位置を把握する目安にもなるため、瓦棒を確実に固定する際にも役立ちます。


棟垂木、棟金具


こうして下準備を経て、ようやく瓦を並べる準備が整いました。

② 瓦の荷揚げ



いよいよ瓦が屋根に搬入されます。
使用するのは平板瓦で、カラーは落ち着いた印象を与えるブラウンです。

瓦を屋根に上げるには、荷揚げ用のはしごに台車を設置し、ワイヤーを取り付けてウインチで巻き上げます。
作業員は屋根の上と下に分かれて合図を出し合いながら進めるため、息を合わせることが大切です。

真冬でも作業中は汗をかくほどの力仕事になります。


瓦屋根



③ 瓦葺き工事スタート




瓦を仮に並べ、勾配や流れに不自然な点がないかを確認します。
見た目の美しさにも直結する部分なので、慎重に調整を行います。




平板瓦は段ごとに継ぎ目をずらして施工し、雨水が流れやすいよう配慮します。
固定には「ステンレス製65ミリの瓦用釘」を使用。

なぜステンレス釘なのか?

鉄釘を使うと経年劣化でサビが発生し、その膨張によって瓦を割ってしまう恐れがあります。
そのため、サビに強いステンレス釘が必須となります。

まとめ

今回は、春日井市での葺き替え工事の様子をご紹介しました。
墨打ちから瓦棒の設置、瓦の荷揚げ、そして葺き始めまでの工程を見ていただけたと思います。

瓦屋根は一つひとつの工程に細かい工夫と技術があり、それが住まいを守る大切な役割につながります。
今後は棟部分の施工や仕上げの様子もご紹介していく予定です。



弊社は、岐阜県多治見市にある屋根工事業者です。

下記エリアも対応可能です。


可児市、土岐市、瀬戸市、尾張旭市、長久手市、春日井市、

高蔵寺、犬山市、各務原市、加茂郡、など、、、 上記にないエリアの方もぜひご相談下さい。


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株式会社成田屋根工事店

住所:岐阜県多治見市富士見町3-91-2

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